空き家を活用した民泊施設

「こんなところにだれが泊まりに来るの?」とか「観光地でもないところで民泊なんて大丈夫?」
私たちが小山市で民泊施設をやると言ったとき、周囲の人達にはこのように言われました。
もちろん、善意から心配してくださったお言葉です(だと思っています笑)。

そんな心配をされつつ、
2019年から運営を始めた空き家を活用した民泊施設運営では、これまでに延べ宿泊者数は3000人を超えました。

これは『観光のために近隣の施設に泊まる』という従来の宿泊業のあり方が、最近変化してきているためかもしれません。
お客様の宿泊理由は様々です。友達とBBQやボードゲームを楽しむためだったり、ゆっくりと家族の時間を過ごすためだったり、仲間と新しいビジネスについて構想を練るためだったり…。そこに特別な観光地や豪華な宿泊施設は必要無いということでしょう。
農村の空き家は、大規模なリフォームや特別な設備無しでも魅力的な民泊施設になり得るのです。

 

持続可能な空き家の活用

空き家を民泊施設に改修する際、
あれもこれもと機能をつけたり、特別なものを用意したりすると豪華な施設に生まれ変わりますが、その分の初期費用が高くなります。
すると費用を回収するためにおのずと宿泊費を高く設定する必要が出てきます。

私たちはなるべく空き家をそのままに利用することで初期費用を抑え、宿泊したい方々に安く提供できるようにしています。

また地域開発のために行われる空き家改修では、しばしば補助金を当てにした運営がなされることが多いですが、こうした運営方法ではいつの間にか補助金を使い切ることが目的となってしまい、無駄・不要な改修が行われることもあります。
私たちは補助金に頼る運営でなく自立した運営をしていくことで、空き家の利活用やそれに付随する様々な取り組みを、持続可能なものとして進めていくことができると考えています。

これらの取り組みが認められ、とちぎSDGs推進企業にも認定されています。

SDGs登録マーク

村山大樹
1990年新潟県長岡市生まれ。2016年金沢大学大学院自然科学研究科修了後、大手電機メーカーに就職。自身の理想とする生活や働き方にギャップを感じ転職。起業をするため、小規模のリフォーム会社で経営と営業を学ぶ。2019年1月小山市地域おこし協力隊に着任し、農泊事業の推進に取り組む。2021年に合同会社ダイバーステイを設立。2022年6月より栃木市地域おこし協力隊。
・好きな言葉:片手は常にあけておけ
村山史織
1991年生。2016年金沢大学大学院自然科学研究科卒業(物理)。その後、半導体関連企業に就職するが、働き方に疑問を感じ、WEB制作会社に転職。2019年に独立。同年よりフリーでのWEB制作を続けている。2020年より民泊施設「まなかのいえ」を運営。

保有資格
国内旅行業務取扱管理者
宅地建物取扱士
グリーン・ツーリズムコーディネーター、インストラクター
古民家ツーリズムまちづくりプランナー
空き家問題トータルコンサルタント2級
簿記3級・2級

滞在する価値を創出し 地域に貢献し続ける企業へ

私たちの社名であるdiv stay(ダイバーステイ)のダイバーは、ベクトル解析に用いられるdivergence(ダイバージェンス=発散)から拝借しました。

簡単にはdivergenceが表すのは、与えられた点の無限小近傍領域から出る流れの単位体積当りの量を表現しています。

div stayとすることで、stayから流れ出る周囲への影響を表現しています。私たちは地域に民泊施設などを運営することで、stay(滞在)を生み出し、これによって様々な良い影響がstayを中心にその地域に伝播していくと考えております。

stayから流れ出るものには、例えば交流、感動、経済、雇用創出…など色々あります。私たちはstayを中心とした価値を生み出し続け、地域に貢献し続ける企業であることを目指しています。

会社概要

会社名
合同会社ダイバーステイ
所在地
栃木県小山市城山町3-6-25コワーキングスペースSEKEN内
設立
2021年8月
業務執行社員
代表 村山 大樹
   村山 史織
資本金
500万円
事業内容
民泊施設運営
空き家管理
各種講演
WEBサイト,SNSの運営

アクセス

〒323-0025 栃木県小山市城山町3丁目6-25コワーキングスペースSEKEN内
JR小山駅西口から徒歩3分ほどです。
普段は不在にしております為、お問い合わせは【お問い合わせフォーム】よりお願い致します。